ソフトソウル・・・とでも言おうか

Aqualung / Magnetic North

ウィルコの衝撃ライブから一週間以上経過しているのだけれど、いまだダウンロードした4.23-Zepp東京でのライブ録音しか聴けないウィルコ・シンドロームから抜けきれない状態が続いてしまっているのですが、ようやくこのアクアラングの新譜が脱出させてくれそうです。

私のアクアラングの最初の印象は、全体的にはとてもメロウで繊細なソフトサウンドなのだけれど、イマイチ、もうひと声、という感じ・・・。でも前作のシンプルなメロディと神々しいほどの讃美歌に近いくらいのサウンドでとうとうピークが来たかっ！という印象を持ったので、この新作はすごく楽しみにしていたのですがこれは期待通り！

今回は従来のサウンドにゴスペル的なソウル風味も加わったりプログレ的な手法だったり、とてもバラエティに富んだ仕上がり。
個人的お気に入りはトラック１のソフトソウルとでも言いたくなるアクアラング風ゴスペルサウンドの「New Friend」、トラック２の「Reel Me In」のピアノロックだったり、トラック６の美しいバラード「Lost」、シングルカットした「Fingertip」あたりでしょうか。アルバム後半のバラード構成には心うたれること必定。

添付のブックレットもとってもお洒落で大好きです。ぜひ。