19歳のMixTape



今年のボーナスで久々にオーディオ機器を購入。パイオニアのネットワークオーディオプレーヤー『 N-50』ってやつを。
今はiTunesで買ったデジタル・ファイルはMacで聴いているんだけど、やっぱりいくらデジタルだからっていったって音楽はステレオで聴きたいよなーって思ってしまう悲しい昭和世代の俺。ってことでネットでいろいろ調べていると、今、ネットワークオーディオプレーヤーがキテるらしい。
マランツDENONのような国内主要オーディオメーカがこぞって発売していて、パイオニアのそれもこないだ発売されたばかり。値段の割にいい音が鳴るってことで結構人気で品薄が続いているようで納品は来年3月とのこと。


まぁノンビリ待つかってことで置き場所をいろいろと考えてたらどうにもテープデッキが邪魔だっていう結論に。いっそ今持ってるカセット・テープはデジタルにおこして処分すっか!と先週から始まった板おこし(笑)。
(昔のアルバムなんかをリイシューする場合、当時のマスターテープから起こすのが普通。現代のデジタル技術でそのテープからマスタリングをしなおしてリイシューされると「デジタルリマスタリング」されたってことになる。でもマスター・テープの保存状態が悪かったり紛失してたりすると、当時一般に発売されたアナログ盤から直接音を起こしてリイシューされることがあるがそれを「板おこし」という)


これがまた面白くってハマった(笑)。
今手元に残っているカセット・テープは、19歳の俺が作ったミックス・テープが1本、20歳の俺が作ったミックス・テープが2本、25歳の俺が作ったミックス・テープが1本、そしてバイトしてた頃にモッズな先輩に作ってもらったR&Bのミックス・テープ、同じくバイトの友達が作ったガール・ポップ全開の妄想ラジオ番組テープ、そして達郎さんのラジオ番組のソングライター特集、ドゥーワップ特集のエアチェックが数本、大瀧さんと達郎さんの新春放談が90年から10年分くらいのエアチェック、と結構物持ちイイぞ俺!

まずは自分で作ったミックス・テープから板おこしを始めたんですが、我ながら選曲の老成さに感心。
19歳の俺はどうやらビートルズとXTCとトッド・ラングレン、そしてソフトロックに相当いれあげてたらしい。トッドは恐らくこの頃やっとベアズウェルのCD化のリイシューが始まった時期で、へそ曲がりポップが好きな俺の気持ちをギュッとつかんでいたみたい。
その中で異色を放ってるのがロイ・オービソン。何故ロイ・オービソン?、19歳の俺よ。それも「ランニング・スケアード」っていう大名曲だけどメジャーじゃない曲。この曲ってサビが明確じゃなくAメロBメロだけなのに大盛り上がりでエンディングを迎えるっていう特殊な構成。この良さが19歳の俺は理解していたのだろうか。
そして唯一当時の新譜だったのが桑田佳祐の初ソロアルバムからの選曲。普通はシングルだった曲をいれそうなものだけど、何を思ったのか19歳の俺は地味目な「遠い街角」っていう小品をチョイス。笑える。
曲順を見るとその前がポール・マッカートニーの「ディア・ボーイ 」by ラム、後ろがビートルズの「フォー・ノー・ワン」by リボルバー。要するにポール・マッカートニー的なピアノ曲を並べたってことかなと今の俺は推測しますがいかがでしょう。。。
そういうことで恥かしいけど19歳の俺が選曲したリストをメモっときます。

A面
Love So Fine / ロジャー・ニコルズとスモール・サークル・オブ・フレンズ
The Loving / XTC
Wouldn't It Be Nice / ビーチ・ボーイズ
Dear Boy / ポール・マッカートニー
遠い街角(The Wanderin' Street) / 桑田佳祐
For No One / ビートルズ
Running Scared / ロイ・オービソン
Mighty Love / トッド・ラングレン

B面
See You Again / 高野 寛
Lucky Guy / トッド・ラングレン
Ball & Chain / XTC
I Can See Love / パレード
The Things We Do For Love / 10cc
Smash Hit Wonder / ルイ・フィリップ
We Can Work It Out / ビートルズ
Don't Take Your Time / ロジャー・ニコルズとスモール・サークル・オブ・フレンズ


イヤイヤ、やっぱ恥かしいわ(笑)。

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