Ryan Adams & The Cardinals / Cardinology
最近はめっきり寒くなってきたので、オイルヒーターと加湿器を引っぱりだしてきたり、本格的に冬物へ衣替えしたりと冬へ向けての準備に余念がありません。しかし毎年悩むのがいつから暖房のスイッチをONするかです。11月中旬じゃぁまだだよなぁなんて勿体ぶってるとフイの寒さで風邪をひいてしまったりして毎年後悔します(泣)。
とまぁくだらない話はさておき、最近の新譜の中でピカイチだったライアン・アダムスの最新作が今日の1枚です。
ライアン・アダムス(サマー・オブ '69のブライアン・アダムスぢゃないよ)は、以前レコメンドしたJayhawksと並んでここ10年の私の音楽趣向の広がりを象徴するアーティストですね。
まぁいい意味でも悪い意味でもライアンは典型的ロックミュージシャンで、
インディーズバンドでルーツロックを趣向してブームを牽引 ⇒ 音楽性の違いでバンド解散 ⇒ ポップなロックンロールを引っさげてソロメジャーデビュー! ⇒ バカ売れ ⇒ レコード会社からのプレッシャー ⇒ 自分の本来やりたいこととのギャップに悩む ⇒ 極端にアコースティックに振れてみる ⇒ 極端にハードに振れてみる ⇒ もうドロドロ ⇒ パーマネントなバンドを見つける ⇒ バンドを引っさげて名盤を制作 ⇒ バンドを引っさげて名演を披露 ⇒ 大御所?
みたいな道を歩んでるわけです(笑)。「もうドロドロ」のあたりが『Love Is Hell』の頃ですかね(笑)。
途中で「薬に手を出す」かなんかがあるともう映画化決定の勢いですよ・・・。
前作『Easy Tiger』はソロ名義でしたがサウンド的にはほぼ継承されてます。メローなカントリーロック的な音がやはり印象に残ります。『Easy Tiger』の中で一番好きだった「Two Hearts」というスイートな曲があるのですが、その曲と同じ雰囲気を持つ楽曲がたくさんある感じで、ものすごーく好きなアルバムになりそうな予感がしますね。
なにしろここのところのライアンのアルバムの充実ぶりは『Jacksonville City Nights』あたりからずっと続いていて、ここ数年はまさに脂ののりきった時代を向かえているのだろうなと思います。
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