一発屋とは言わせない

Fastball / Little White Lies

世間的には98年に全米第５位まで上昇した「The Way」以降パッとしないと思われがちなバンド、ファースト・ボールですが、実はコンスタントに素晴らしいアルバムをリリースしていて私の中では現代で一番ビートリッシュなサウンドを聴かせてくれる唯一無比なバンド。
そんな彼らが実に5年振りに新作をリリースしました。これもiTunes Store USAで知って発売日にそのままダウンロード購入。なんて素晴らしいシステム！

あぁ、もうなんていうのかしら、想像通りというか、期待通りというか、ハズレなしというか、まさにパワーポップの伝統を受け継ぐキラキラしたポップソングばかり。ラズベリーズ、ルビノーズ、チープ・トリック、そしてビートルズを始めとする60'sマージービート勢が好きなひとにはまさに直球ド真ん中。

一曲目からして前のめり感タップリで気持ちいい！　こいつらのアルバム聴くと無性にバンドをしたくなってくるからとても不思議だ。全然する気はないけどネ（笑）。

そんなことでミキシングがボブ・クリアマウンテンってことでかなりエッジの効いた硬い感じの音なのかと思いきや、全然そんなことはなくビートリッシュ感溢れるサウンドにもなってるのでご安心を。

このアルバムも大好きだし、前作『Keep Your Wig On』も大好きだけど、私が一番好きなのはコレなのでよかったらいっしょにどうぞ。（俺はAmazonか）