Black Gold / Rush
毎年必ず1、2組は、「おぉ、これは・・・、次のアルバムも買わないとな」と長く聴き続けて行きたい新人アーティストが出現するのですが、まさにそんな風に思わせる今年の新人さんなのが、NYはブルックリン出身のデュオ、ブラック・ゴールド。
パニック・アット・ザ・ディスコ、レイチェル・ヤマガタらのツアーメンバーだった2人は意気投合して地元のスタジオで曲を書きレコーディングを始め、その結果として生まれたのがこのデビュー・アルバムなのだそうです。要するにスタジオ・ミュージシャンだったんですね。どうりでサウンドが緻密なわけだわ・・・。
バンドサウンドながらもピアノやストリングスをうまく使ってエッジの効いた美しいサウンドに。そしてそのサウンドに響く珠玉のメロディ。サウンドは今っぽいけど、メロディは脈々と受け継がれたポップスなんだよなー。
数少ない大手CD店のレビューなんか見ると、レディオヘッド、トラヴィス、スティーリー・ダンなんかに例えられたりしていて、サウンド面から見ると確かに近いかなぁと思うけど、メロディや歌から見るととっても60年代、70年代的なのでどこか懐かしい感じがします。
そのへんが垣間見れるのが、最後のクイーンの「All Dead, All Dead」のカバー。恐らく完コピだと思うんだけど、ピアノの音からボーカルまでフレディになりきってて感動します。
クイーン、相当好きなんだろうな、この2人。
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