のんびりやろうよ、日曜日なんだから・・・

Mel Tormé / Sunday in New York & Other Song About New York


Original Published»
1963
Atlantic Recording Corp.
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tower
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Mel Tormé
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ReIssue(1984)
日本盤
LP
購入先失念(たぶん吉祥寺のどこか)

♪ New York on Sunday
♪ Big city taking a nap
♪ Slow down, it's Sunday

日曜日のニューヨーク、大都会はまどろむ、のんびりやろうよ、日曜日なんだから・・・

そんなふうにリラックスして歌いだすメル・トーメを聴きながらノンビリと過ごすのに、今くらいの日曜日の午後ほどちょうどいい時期はないですよね。
1963年のMGM映画『Sunday in New York』(邦題:ニューヨークの休日)の主題歌をジャズ・ボーカリスト、メル・トーメが歌ったことがきっかけとなってアトランティック・レコードが ”トーメ、ニューヨークを歌う” といった趣向で企画して制作されたのが今日の一枚です。

私はニューヨークには過去3回ほど旅行で行ったことがあるのですが、このアルバムを聴きながら目を閉じると、自分がブロードウェイを闊歩している姿が今でも鮮明に思い浮かんでしまうんですよね(笑)。一度でもニューヨークに行ったことがある人ならば、このアルバムを聴いて同じ思いになることは必定です。
まっ、ニューヨークは自分をナルシストにしてしまう街ですから!

さて、このメル・トーメ、私が大好きなジャズ・ボーカリストの一人なんですよね。日本語でいう”粋”な感じなんですよ、歌が。
すごくリラックスして歌っている感じに聴こえるので聴いてるこっちもリラックスしちゃいますし、アップテンポの曲を歌ったときのスイング感のかっこよさといったらありません。

一般的に60年代のメル・トーメはハズレがないと言われています。まぁ、私に言わせればどの時代もはずれはないんですが。
おそらくこのアトランティック時代はポップ系プロデューサーやエンジニアが制作に携わっていることからそう言われているのだろうと思います。

私、今こういうジャズ・ボーカルもの、ポピュラー・ボーカルものにハマッている気がしますが、幼い頃からポップスに親しんできた成れの果ては、コッチの路線なのかもしれないと思う今日この頃です。

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