春からずっと気になってたけど、今年はずっと忙しかったのでなかなか見に行けずに歯がゆい思いをしてたけど、やっと落ち着いたので不良サラリーマンの私は仕事の合間をぬって東京都美術館へふらり鑑賞へ(笑)。
東京で美術館なんてあんまり行かないけど、たまーに人気展に休日に行くとオバチャンばっか押し合いへし合いで雰囲気もあったもんじゃない。だから行くなら平日に、静かに落ち着いた雰囲気じゃないとね。
海外だと休日だろうが平日だろうが結構人はいるけどみんな落ち着いて見てるし、平日なんて小学生がデッサンしてたり美術館の人に講義を受けてたりするんだけどまたそれが雰囲気を良くしてるから不思議。
特に美術の教養もないけれど、フェルメールは魅力的。
なんといっても生涯作品が30数点って希少なところが魅力的じゃないですか、まるでレコードでいうところのレア盤をって感じで(笑)。
その希少性からか今でも作品によっては真作か非真作かの議論があるっていうから何ともミステリアスですよね。
おまけにオランダ美術界を揺るがすほどの贋作事件のターゲットになったり、1970年以降にも(つい最近じゃないですか!)盗難にあったりまた戻ってきたり・・・。そんな絵自体の魅力に加えてそういった逸話が人々を惹き付けるんでしょう。
今回東京都美術館には生涯作品30数点のなかから7点が来日。
初期作品、風俗画へのかけ出し時代、円熟期、晩年とバランス良く見れると思います。
なんといっても左に窓、女性、そして窓から差し込む陽の光がつくる陰影が穏やかで暖かみのある雰囲気ってのがフェルメールでしょ。そのディテールの繊細さときたら!
帰り際にミュージアムショップをブラブラしてたら↑こういった逸話やフェルメールの絵の移り変わりなんかの概要がわかるおもしろそうな薄い本(重要)があったので購入して今読んでるところです。
謎解き フェルメール (とんぼの本)
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フェルメールの足跡を辿りながら、絵の足跡を辿るとりあえず、まずはフェルメール。
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やっぱり行くなら平日がお勧めですよ。
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