Legacy Edition

ひと月以上振りの更新!。 
特に忙しかったわけではないけれど、ただなんとなく書く気になれなかっただけでして。。。音楽も変わらず聴き続けているんですが、年明けからどっちかというとオールディーズ中心かな。

ってことで最近のリイシューのニュースといえばなんつったってスペクターもののリリースですよ、奥さん!。
91年にABCOレーベルからPhil Spector Back To Mono ボックスが出て狂喜乱舞したところに、92年にはクリスタルズロネッツダーレン・ラヴに関してはそれぞれ単体でベスト盤CDがリリースされていたのですが、ここしばらくは廃盤状態が続いておりました。

そんな状況の中、最近は英ACEレーベルと並んで良質のリイシュー盤をリリースし続けている、ソニー・ミュージック・エンターテイメント系列のLegacy レーベルから、その廃盤状態の92年版のベスト盤を補完すべく4種類のスペクター関連のベスト盤がリリースされました。


the very best of The Crystals / The Crystals



92年のABCO盤とほぼ同じ、というか数曲を除いて曲順まで全く同じ構成。92年版では収録されていた"Look In My Eyes"、"Girls Can Tell"が外されて、ロネッツバージョンで91年のBOXセットに収録されていた"Woman In Love (with you)" (大好きな曲!)のクリスタルズ・バージョン(未発表)が代わりに収録されています。
まぁ、例のごとくスペクターにありがちなバックのオケはロネッツ版と全く同じです(笑)。


the very best of The Ronettes / The Ronettes



こちらも92年版のABCO盤とほぼ同じなのですが、前半の曲順が若干違う程度です。"How Does It Feel?"が外されて、代わりに"I Can Hear Music"が収録されています。
シングル、唯一のアルバム"Presenting The Fabulous Ronettes"、そして76年にリリースされたレア・マスターズVol1,2からの構成。未発表はもはやないのでしょうか。


the very best of Darlene Love / Darlene Love



微妙ですけどこのダーレン・ラヴ盤が92年ABCO盤に比べるとボリュームアップしたかなー。"Chapel Of Love"が外されてスペクタープロデュースではないThe Blossoms関連の3曲が追加。ただダーレン・ラヴは他のレーベルからも(例えば英ACEとか)出てるんで珍しさはないっすね。


the very best of Phil Spector 1961-1966 / Various



こちらは今回新たに追加されたこれぞPhil Spector!ってくらいの王道中の王道の19曲収録。上の3組以外のライチャス・ブラザーズの"You've Lost That Lovin' Feeling"とアイク&ティナ・ターナーの"River Deep, Mountain High"っていうなんというかここまで王道だと気持ちいね(笑)!



肝心の音のほうですが、92年盤に比べてどうかというと、ハッキリ言ってよくわかりません(笑)! もちろんリマスターされているのですが、良くなったかといえばそういう気もします。一聴しただけではよくわかりませんよ。タダでさえ音像がくぐもっているのが特徴のウォール・オブ・サウンドなんでね・・・。若干音の輪郭がハッキリしたような気もします。

音はさておきこのベスト盤の値段、異常に安いです。アマゾンだと1000円しないで購入できるんで、スペクター好きならとりあえず買っとけ、って感じです。
ってことで全部購入した私ですが(笑)、CD開けてみてビックリ。なんとCDに挟まっている小さなチラシに大きな予告があるじゃないですか!




わぉ! ビックリ! こんなニュースどっかに載ってたっけ? うわっ、信じられん。
要するにPhillesレーベルでリリースされたアルバムをリイシューしてボックスセットにするってことでしょ、これは。ウーム、このへんはいつかオリジナル盤を欲しいと思ってたけど、とりあえずCDで聴いときたいね。

6月はお祭りだな。

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