グレン・ティルブルック in 吉祥寺スターパインズカフェ

会場のある吉祥寺スターパインズカフェまで家から歩いて15分。夕飯の買出しのついで気分で立ち寄れるこの肩の力の抜け具合が好きなのでスターパインズでのライブは大好きなのだけど最近はご無沙汰気味。(というかあまりいいアーティストが来日しない)

18時スタートギリギリに着いたけどそんなに混んでいるわけでもないのがまたいい(グレンティルブルックには悪いけど・・・)。客層のほとんどが絶対30代以上だろってわかる人ばかり。おまけにナイス・ミセス風な女性客が半分以上ってことに驚き! ミセス雑誌でグレン・ティルブルックの特集でもしたか?(←あり得ん) スクイーズのファンってことはないだろう・・・よね。

しかし若いヤツが全然いないのが寂しい限り。スクイーズだよ、あの。本国イギリスじゃぁ去年再結成してセルフカバーの新作をリリースして、大々的なツアーもやって大盛況なのに。。。
俺たち学生の時にゃぁスクイーズとかXTCとかもう伝説で。そのメンバーの来日なんて夢のような出来事だったのに、スクイーズの中心人物がドラマーを従えてフラっと来日してくれてんのに寂しすぎる。ちゃんと伝えてやってほしいな、メディアや日本のアーティストたち。

ってことで始まったグレン・ティルブルックのライブ。再結成スクイーズのドラマーのSimon Hansonと2人のアコースティックライブなのだけど2人とは思えないくらいロックしててすんげぇカッコイイ。でキーボードの代わりにiPad(笑)。ここで使うかー、iPad。ゴリラズがiPadだけで新譜を作ったらしいけど、シンセサイザーの代わりにiPadで十分ライブできることを見せてもらってちょっと感動。ドラムマシンも駆使して単なるアコースティックライブに終わらないのがグレン・ティルブルックらしくて良かったなー。あ、それに凄くパブ・ロック的だとも感じて目からウロコ。そっかー、スクイーズはパブ・ロックの系譜でも語れるんだなぁ。

スクイーズの曲もたくさんやってJBのカバーまで飛び出したお腹いっぱいの2時間半。十分堪能いたしました。最後の曲は去年カバーで盛り上がった名曲"Goodbye Girl"。これもドラムマシンやiPad、エレキギターを駆使してバンドでやってんのと遜色なし。感動して涙がちょちょぎ出そうになりました(笑)。 

帰り道に歩きながらふと思いました。今年は好きなアーティスト(音楽)を聞かれたらスクイーズとXTCって答えようって。だってあまりにひど過ぎる日本の洋楽ロック事情。今のロックは彼らやラズベリーズあたりのパワーポップ陣がビートルズを基本にいろんな音楽をミクスチャーして創り上げたものをベースにしてみんな真似してるんだよ。そういや最近XTC的・・・なんていう評論も見かけなくなりました。

僕が一番大好きなスクイーズのアルバムを紹介して今日はオシマイ。地味ですけど今日もここから3,4曲演奏してくれました。僕の一番最初のリアルタイムなスクイーズ。

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スクイーズ
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