Teresa / Class Reunion
- Published»
- 1979
- Dream Records
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- 吉祥寺ココナッツディスクにて¥2000程度で購入
今年は去年に比べればレコードを購入しましたが、ポピュラー・ボーカル、ドゥーワップ、ガールズ、ティーンポップあたりがほとんどになってしまい、ジャンルのオッサン化がすすんだ一年とでもいったところでしょうか(笑)。
そういう状況のなか、ベストといったらこの”テレサ”という黒人女性ボーカリストが歌う1979年にリリースされた『クラス・リユニオン』というアルバム。
オールディーズ系レコードを購入する場合、ほとんどがプロデューサーかソングライターで決めてしまうんですが、なかなかまとまってコンピレーションCDになってリリースされないのが、フォー・シーズンズやトイズ、オデッセイなどでヒットした楽曲を作ってるサンディ・リンツァー&デニー・ランデルというソングライターコンビ。ポップソウルでキャッチーなメロディを持つ楽曲を書かせたら天下一品なソングラターチームなので見つけたら即買いします。
ということでこのテレサのアルバムはプロデュースと曲のコンポーザーが全てその片割れサンディ・リンツァーなのです。
楽曲はもうサンディ・リンツァーそのもので、オデッセイあたりの流れをそのまま踏襲したグルーヴィー・ガールソウルポップといったところですよ(笑)。
ただ驚くのが、リリースされた年代が79年だというところ。ジャケットの白黒具合だとか一聴した感じから、完全に60年代後半から70年代にリリースされたアルバムかと間違えるくらいのレイドバック感があります。
たいしてレアではないので見つけたら聴いてみることをおすすめしますよ。
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その他オリジナル盤系でいえば夢中で探したのは「So Much In Love」で有名なタイムズというドゥーワップグループのアルバム。
カメオ・パークウェイ時代の2枚には痺れました。『Somewhere』についてくるオマケのシングル盤もちゃんとついていて完品だったのがうれしい。。。
The Tymes / The Sound of the Wonderful Tymes
- Published»
- 1963
- Parkway
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- 吉祥寺Duck Soupにて
The Tymes / Somewhere
- Published»
- 1964
- Parkway
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- 吉祥寺ココナッツディスクにて
とにかくこの2枚のエコー感溢れるサウンドは、キラキラした神々しさを醸し出していて心洗われること必定。
これ以降はグルーヴィー・ソウルポップ←しつこい(笑)になって70年代ディスコ時代も生き残るんですよね。
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シンガーソングライター系でいえばなんといってもこの2枚。
ソフトロックとして有名なイエロー・バルーンの片割れ、ドン・アグラッティのソロアルバムと、プレスリーが歌ってヒットした「バーニング・ラブ」の作者、デニス・リンデのソロアルバム。
Don Agrati / Homegrown
Dennis Linde / Dennis Linde
- Published»
- 1973
- Electra
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- 大阪VINYL7 RECORDSにて
ドン・アグラッティのほうはどこか懐かしくて感傷的なソフトロックとでもいいましょうか。イエロー・バルーンのコテコテにソフィスティケイトされたサウンドとは一線を画すとてもナチュラルで人間的だけどカラフルなサウンドといった印象。
デニス・リンデのほうは一言で言えばスワンプポップってところですね。
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そしてここ数年密かに個人的に注目してる男女デュオものではコレ。
コンプリートを目指しているスティーブ・ローレンス&イーディ・ゴーメからは米オリジナル盤で入手した黄金期のヒットソングを集めたアルバムと、リトルがとれたペギー・マーチとベニー・トーマスのデュオ・アルバムでこちらも米オリジナル盤。
Eyde & Steve / Sing the Golden Hits
Peggy March & Bennie Thomas / In Our Fashion
男女デュオもので一番の聞き所は、掛け合いで歌われるミュージカルっぽさと綺麗なハーモニーですね。どちらも女性がコケティッシュなキャラと声で、男性がスマートというギャップの妙とスイング感がたまらなく気持ちいいんですよね。
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ロック系でいえば今年はディヴ・エドモンズと70年代パワー・ポップ系かな。でもコレっていうものには出会えませんでした。。。ロック系は年々しぼんでくなー(泣)。
というわけで私的には書いててスラスラ出てきて非常に楽しいんですが、こんなの読んでて楽しいんですかね?(笑)。
残念ながらこの中でCDで完全にリイシューされてるものはないんですよ。スイマセン。
タイムズは最近やっとリリースされたカメオ・パークウェイBOXセットか単独名義のベスト盤で、イーディ・ゴーメ&スティーブ・ローレンスも別アルバムのリイシューCDで、ペギー・マーチもリトルがついた時代の大ヒット盤を聴くことはできますので、オールディーズが聴きたくなったときには手にとってみてはいかがでしょうか。
次回は今年最後のポストで2008私的ベストの新譜編です。
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