リアルタイムでの私の新譜の傾向はLastFMのほうにiPhoneのローテーションをほぼ毎日アップしてますのでそちらをご覧いただければ一目瞭然ですんで。

40年代、50年代の音楽スタイルをまるでリアルタイムの音楽であるかのように聴かせてくれる、まさに現代の奇跡ともいうべきアルバム。それも若干15歳、18歳、20歳の兄弟が作っていて、英国から出現してきたというのは驚き。マニアの国、英国だなぁ。
オリジナルは2曲。あとは40年代50年代のブルース、ヒルビリー、ジャズ、R&B、ハイワイアンなどのカバーだけど、見事に自分たちのサウンドに消化。
たぶん今年のミュージック・マガジンとかのチャートに入るんだろうなぁ(笑)。

ここ日本でも売れに売れた前作から1年半を経てリリースされた、ダニエル・パウターのセカンドアルバム。私は前作よりも好きかもしれない。特に前半の5、6曲。
あいかわらず、綺麗なメロディを大好きなピアノの音に優しく包んで届けてくれるので、例えば仕事前の駅に向かう途中の晴れた日とか、仕事帰りの家路とか、そんなときに流れてきたらたまらなく切なくなるね。

前作はセルフカバーアルバムだったので、完全オリジナルアルバムとしてはなんと9年ぶりになる巨匠ランディ・ニューマンの新作。
ピアノを中心としたオーケストレーションを施したどの曲も映画音楽とかミュージカルに使われそうな、いつも通りのランディ・ニューマンの音。
プロデュースも『Bad Love』から続くミッチェル・フレームが引き続き担当。彼っぽいソリッドな音は目立たない、つーか目立てないんだろうなぁ(笑)。

Andrew McMahonのソロプロジェクト、Jack's Mannequinのセカンド・アルバム。素晴らしいメロディ・メイカーぶりを発揮した前作リリース後、なんと急性リンパ性白血病にかかって闘病していたらしいのですが見事病気を乗り越えて復活。
スコーーンと突き抜けた前作の弾けんばかりの元気な楽曲に比べると、どことなくしんみりとした哀愁漂う楽曲に仕上がっている感じ。
んー、やっぱ私は前作が好きだな。

唯一無比の音楽を作るアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ。彼らが作る静かで神秘的なサウンドと地の底から響いてくるようなボーカルを聴くだけで、ものすごーく引き込まれていくのは私だけでないはず。
ルーファス・ウェインライト周辺の人物らしいけど、ほとんど素性を知らないで聴いている数少ないアーティストです。

ついに出た! ライロ・カイリーのボーカリストで女優のジェニー・ルイス待望のセカンド・アルバム。前作はWatson Twinsとのグループ名義でしたが、本作は完全にソロ作としてリリース。エルビス・コステロ、クリス・ロビンソン(ブラック・クロウズ)、ズーイー・デシャネル(シー&ヒム)らが参加。
私としてはどうしてもライロの最新作のような、ポップでキッチュでいて少しいなたい感じを期待してしまいますが、これはこれでジェニーのロックンローラーっぷりに感動しています。
なんといっても、コステロとのデュエット作「Carpetbaggers」の高揚感ときたら、もう走り出したくなりますね(笑)。

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