Real Gone Music

CDが売れないこの時代に、なんとリイシュー専門の新興レーベルが誕生！ その名もReal Gone Music。リアルゴーンミュージックって名前の響きがいいですよね。9月頃から60年代ガールポップものを立て続けにリリースしている注目リイシュー・レーベルなのです。

コニー・スティーブンスのワーナー時代の全シングルを集めた2枚組コンピ、ジョニー・サマーズの同じくワーナー時代の全シングルコンピ、シェルビー・フリントのバリアントでの全シングルコンピ、ガールズ・フロム・ペティコート・ジャンクションの６０年代のコンピ、そしてフィラデルフィア・ミュージックの元祖、カメオ・パークウェイ・レーベルのホリデー・ヒッツ・コンピ、クエスチョン・マーク・アンド・ザ・ミステリアンズのオリジナル・アルバム・アナログリイシュー2枚、と何とも渋めのアーティストの再発シリーズとなっているおもしろいレーベルなのだ。

その中で僕は、コニー・スティーブンス、シェルビー・フリント、ガールズ・フロム・ペティコート・ジャンクション、カメオ・パークウェイ・レーベル・ホリデー・ヒッツの4枚を購入。アマゾンが安い！

中でもコニー・スティーブンスは絶品で僕の大好きなブリルビルディング系ソングライターの作品が目白押しだ。Goffin - Kingが一番多くて4曲、Helen Millerが2曲(コンビはTony PowersとHowerd Greenfield(Atkinsと記載されている))、その他、Bacharach - David、Bari - Sloan、David Gates、Vance - Pockriss、Cook - Greenaway、Geld - Udell、DeVorzon - Chandler、Botkin - Garfield、などなどスタンダードナンバーからブリルビルディング系ポップソングまで60年代ティン・パン・アレイ・ミュージックの魅力がギッシリ詰まった2枚組になっている。

ガールズ・フロム・ペティコート・ジャンクションの事は全く知らなかったのだが、60年代のテレビ「Petticoat Junction」に出演した女優たちからなる3人組ガール・グループだそうで、フォークロック調のナイスなソフトロックな一枚。アレンジャーとしてジョージ・ティップソンやらペリー・ポトキンJr.がクレジットされている。

何はともあれ今後のリリースも楽しみだなぁ。