先週ようやく仕事の大きなヤマを超えて一息ついているところです。
...と思ったら緊張の糸が切れたのか、あっという間に疲労が身体にきて風邪でダウン。週のはじめから真冬のような様相でベッドで毛布にくるまっていたのですがようやく回復したところなのです。
こりゃぁ本格的に休養せんといかんな、ってことで来週一週間は夏休みをとります(笑)。静かにノンビリ田舎で猫とともに過ごすことにしました。
読みかけの本とCD、そしてGRDとiPhoneだけを持って隠遁生活突入ですよ。。。
iPhoneからブログを更新してみようかな。
ってことで久々新譜レビュー。
次回からはもっと自分が家で聴いているスタイルに近いかたちでフラットなチョイスで新旧問わずレビュー、っていうか音盤への思いを書きたいなと思ってますので今までのスタイルでの更新はこれが最後かな。
グレン・キャンベルって言ってもピンとくるヒトなんてそんなに多くはいないでしょう。
グレン・キャンベルは50年代からセッション・ミュージシャンとして活躍していて、ビーチ・ボーイズやスペクター関連のセッションでギタリストとして常に呼ばれるような名うてのセッションマンとして有名な存在だったのですが、67年にジミー・ウェッブ作「By The Time I Get To Phoenix」を自ら歌い大ヒット。その後もカントリーテイストのサウンドと暖かく魅力的なボーカルで人気を得て2005年にはカントリーの殿堂入りを果たしている、欧米では名実ともにレジェンドなアーティストなのです。
そんなレジェンドが放つ最新作はなんと、現在のロックシーンで活躍するアーティストたちのカバーアルバムなんです。
これがまたいい! 全然カバーに聴こえない! 僕はトラヴィスとかフー・ファイターズとかあんまり聴かないんで、オリジナルがわからないからなおさらです。逆にオリジナルをこの後聴いてガックリきてしまったらどうしよう!(笑)
- Travis / Sing
- Tom Petty & The Heartbreakers / Walls
- Tom Petty & The Heartbreakers / Angel Dream
- Foo Fighters / Times Like These
- Jackson Browne / These Days
- The Replacements / Sadly Beautiful
- U2 / All I Want Is You
- Velvet Underground / Jesus
- Green Day / Good Riddance (Time Of Your Life)
- John Lennon / Grow Old With Me
これがカバーの全曲なのですが、トム・ペティあたりの選曲は唸りますね。トラヴィスとかベルベット・アンダーグランドあたりは意外です。
なんといってもハマリ曲はグリーンデイの曲です。これはもう曲自体がいいので誰がカバーしても...という気になりますが、このカントリーサウンドの炸裂っぷりには脱帽。
おっと、忘れてならないのはこのアルバムのバックミュージシャンとして、元ジェリーフィッシュの2人、ジェイソン・フォークナーとロジャー・マニングJr.が全面参加。
こんなところでポップスの継承が行われているようで僕はうれしいのです。
ポップ・ロックの音楽の歴史に興味のある方は聴いて損はありません。
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